社長への定期報告の重要性と東京都のデジタル人材確保・育成基本方針を読んでの感想
今日は雪予想だったので在宅勤務となりました。元々社長への定期報告会が予定されていて、初めて社長に対面で会える機会だったのですが、それがWeb会議となり複雑な思いです。
僕が所属している部署はDXの企画・実行の部隊なのですが、必ず社長に毎月報告をしています。重点テーマの進捗と、人材育成・外部アピール・事業部連携状況・実現効果・知財やアセット蓄積にKPIを設定し、それを報告しています。KPIの例は、人材育成〇〇人であったり、外部講演〇〇回のようなKPIです。
社長に毎月必ず報告する仕組みは本当に重要ですよね。報告していなくても普段は文句を言われないはずですが、未報告状態が長いと有事の際に問題が大きくなったり、新しいことを相談しても快諾してくれなかったりします。お金ばかり使って何やっているかわからない部署って陰口言われますしね。なので、こういった定期報告は絶対実施したほうがいいです。
今日の会議では、社長自身はKPI自体に関心がなさそうで、うまいことやって下さいねって雰囲気でした。でも、どうやら言いたいことがあったらしく、「事業部門の現場で効果分からないとの声がある」とチクリといわれました。ただ、このチクリが大事ですね。チクリの内に軌道修正出来ればセーフなので。
こういった定期報告の実施と活動KPI設定をしている僕の担当役員は本当に凄いと思います。
さて、話がらっと変わるのですが、はてなブックマークで以下のスライドを見ました。
東京都デジタル人材確保・育成基本方針 ver.1.0 - Speaker Deck
珍しい気がしますね。東京都がこの手のサービスを利用しているなんて。
リンクの通りですが、デジタル人材育成と確保について記載されていました。
能力の定義や、スキル指標、ジョブタイプ、参考になりますね。色々な枠組みがあるかと思いますが、今後これをベースに色々アレンジしようと思います。
経営・業務・デジタル の3本柱を見た事がありますが、チームプレイ力を求めているんですね。たしかに、組織内外と連携して動くことってかなり大変ですし、スキル必要ですね。
このスキル指標のスキル項目は参考になりますね。僕個人で言えば、ITストラテジー、マーケティング、UXデザイン、プロジェクトマネジメント、システムアーキテクチャ、クラウドサービス活用、業務系アプリ設計・開発、ネットワーク設計・構築、サーバ基盤設計・構築、サイバーセキュリティ、運用設計、システム管理、ユーザサポートあたりは何かしらの経験あり です。ただ、書いていて思いましたが業務系アプリだけでもSAPをはじめとして巨大な市場が存在するので、各項目の深さはさすがに疎らですね。ただ、書ききれないと思うので、致し方ないですよね。
ジョブタイプの例です。これで見ると、ビジネスデザイナー・プロヂューサー、システムアーキテクト、アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、セキュリティエンジニア、サービスマネージャーあたりがジョブタイプで該当でしょうか。当面考えていませんが、転職の時に役に立ちそう。
と色々書いていますが、ちょっと気になったところがありました。
デジタル育成の3本柱として、IT・データ・デザイン となっていた点です。
こんな感じで示されています。
あれ?昨日はIT・データ・AIって国のアンケート調査で聞かれたけど・・・
どっちなんでしょうね。
これを見ると、国はAIの方に力を入れているように見えます。
プレス発表 「デジタルリテラシー協議会」設立のお知らせ:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
結論、どちらでもいいのですが、統一してほしいですよね。国がAI、都がデザインを重視する理由って無いハズなので。これで進む道を迷う人も出そうです。あれ、AIの時代終わったの・・・?ってなったり。
と炬燵でこの資料を眺めながら、炬燵に入りすぎて膝を痛めた一日でした。たぶん、12時間は入っています。
では今日はこんなところで。