いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう は もののけ姫エンド? その2
「科捜研の女」が見たい!と連呼する3歳の息子をなだめ、なんとか最終回まで見ました。
前回も登場したこの写真は、わざわざフジテレビまで行って撮ってきました。笑
そんな苦労も報われず、なんと、今までの月9歴代で最低視聴率だったとのこと。個人的には面白かったですが、全般的に暗い雰囲気が中々支持されなかったのでしょうか。それとも直球すぎる表現が支持されなかったんでしょうかね。それとも、長いタイトルを覚えることに必死で、いつ放送日か忘れてしまったのでしょうか。真相はわかりません。
はい、前回までです。
今回は9回、最終回と書きます。例によって、あらすじはぼんやりとしています。気になったセリフ中心でまとめて、最後に感想です。
第9回
あらすじ:練と音が二人でいるところに、音の彼氏である井吹がやってきました。非常に緊迫した空気の中で、練が帰ることになります。井吹は音との結婚をさらに急ぐようになりました。一方、練は音への想いがさらに強くなっていく・・・
お。うまくあらすじをかけた気がします。今回の気になったセリフとしては、井吹が音に結婚を促すために言ったこのセリフです。
井吹「君の前ではいつも笑顔でいる。君の大切な仕事や部屋は僕が守る。君だけを好きでいる。どうかな。これが今の僕が選んだ一番幸せな現実です。」
井吹「二番目や三番目に好きな人と結婚して幸せになっている人は多い。」
井吹「恋から始まらなくていい。ここで生きよう。一緒に生きよう」
なんたるコンビネーション。ジャブ・右ストレート・左ストレートの渾身のコンビネーションですね。僕であれば、KOどころか全身骨折するくらいの感じですが、音はまだ揺れていました。ただ、それでも何とか決意を固め、友達の木穂子に井吹と結婚しようと思うことを伝えます。
音「二年も付き合ってきた。今更彼を裏切れない」
木穂子「自分の気持ちを裏切らないで」
うまい!コンマ5秒くらいで、この素晴らしい切り返しが浮かぶ木穂子に嫉妬しました。こんな綺麗な返しができれば、きっと仕事もうまくいくだろうな・・・
ということで、音が練に正式に断ろうとしたところで、最終回です。
最終回
あらすじ:練に断ろうとした音ですが、トラブルで行けなくなります。また、その時に頭を打ち、病院に運ばれます。病院で、音と練との想いを感じた井吹は、身を引くことを決めます。ただ、音は育ててくれた家族に不幸があり、北海道に戻り生きていくことを決めます。北海道に戻った音を追いかけ、練は会いに行きました。
どうでもいいですが、この回は拡大版を意識してかCMがかなり短かったです。ありますよね。15分だけ伸ばすこと。最終回だけ若干伸びることがよくありますが、それに対応できるようになっていました。うん。僕はCM短い方が好きです。
この回、20分くらいファミレスで練と音が会話するシーンでした。初回もファミレスで話をするシーンがあったのですが、最終回もファミレスで二人が話すというシーンでした。コスパのいいドラマですね。
このドラマ、タイトルからはバッドエンドをかなり連想させるものでしたが、結果としてはバッドエンドでもなく、グッドエンドでもなく、もののけ姫エンドでした。どういうことかと言いますと、お互い好きでも離れて暮らす。二人とも離れていても、ちゃんと暮らそう、ちょくちょく会おう的なもの。
僕の解釈がずれているかもしれませんが、まさにアシタカとサンですね。
んー、納得したかと言われると、微妙です。練が北海道で暮らせばいいのでは?と思うくらい。これ、みんなそう思ったんじゃないでしょうか・・・・
ただ、夢オチや片方が亡くなったなどの展開でなかっただけ、まだ納得しています。コテコテのラブストーリを見ると、おっさんの僕でも恋愛感情が呼び醒まされるかと思いましたが、全くそんなことはありませんでした。が、普段見ているドラマで抱かない吐き気や違和感に、毎回ドキドキし、気づくと毎週楽しみになったことも事実です。総じて満足なドラマでした。たまには普段見ない類のドラマを見るのもいいですね。このドラマは、JPOPの歌詞をまともに聞けない人にこそお勧めです。