あとましーん

SIerで働き、外出で何か美味しいものをさがし、節操なく興味のままに行動するアラサー男の備忘録です。

【今週のお題】秋の歌、口ずさむ

今週のお題「秋の歌」について書こうと思います。

 

秋の歌、ぱっと考えてほぼほぼ思いつかないです。春は桜や卒業・夏は花火や海・冬はクリスマスや雪とぱっと出て来るのですが、秋ってありましたかね。うーん、思いつかない。童謡は出て来るんですが。。。

 

一般的な歌は中々出てこないので、個人的に秋で印象に残っている歌について書きます。

 

歌について書く前に、エピソードから。

 

もうかなり前の話ですが、中学3年生の秋に人生初の失恋をしました。中学2年生から同じクラスだった女の子です。はじめは印象良くなくて、暗い人だな、くらいに思っていましたが、何故か段々惹かれていきました。今思っても、顔が特別いいというわけでも無く何がきっかけだったのか分からないです。何かその子の持つ雰囲気に惹かれたとしか言いようがなかったです。中学2年生の9月頃から好きになっていました。

 

ただ、その頃って恥ずかしがってあまりその想いは言い出せず、さらにその時僕の仲の良かった友達がその子を好きになってしまい、猶更言い出せずでした。友達の家に泊まった時、誰が好きかお互いに言い合う時があったのですが、僕は全く話したことも無い別クラスの女の子が好きとウソをついていました。チキンですねー。よくあるテンプレの展開です。

 

そんなこんなで思いはずっと言い出せず、それでも、好きな子と比較的同じグループにいたこともあり、徐々に仲が良くなり、1年くらいが過ぎました。

 

そして高校受験も近くなり、受講するコースは別ですがたまたま同じ塾に通い始めました。

 

そんな9月のある日、塾の自習室で勉強をしていると、別中学校の女の子から呼び出せれました。

「ねぇねぇ、〇〇ちゃんって知ってる?」

知っているも何も、まさにその子です。あ、うん、一応知っているよ と返事をすると

「君のこと好きらしいよ。」

と。

え。嘘っ・・・マジですか。ただ、僕は臆病者なのでそう簡単には信じず、陥れようとしていると勘ぐった反応していました。

「疑うんなら電話したらいいよ。私が電話したげる。いくよ。」

とその子が公衆電話で電話し始めました。え。ちょっと待ってよ。

「〇〇ちゃん、ちょっと待ってね、電話変わるね。」

って言い、電話を替わってその女の子は離れていきました。困った。

 

「今聞いたんじゃけど、俺の事本当に好き・・・なん・・・?」

数秒の沈黙の後

「うん。。。。」

え。やった。どうしよ。こんなことってある・・・!?神様ありがとう。

「ちょっと前までは好きだったよ。」

はい??今は??

「もう何とも思ってない。」

えぇぇぇぇ。そんな馬鹿な。神様、どゆこと・・・・!!!?

 

「でも、僕は今も好きなんじゃけど・・・」と弾みで言ってしまい、もう遅い??と聞いてしまいました。

「え・・・・・・・それは、、、、、うーん、どうしよう。」

と迷った後で

「遅くない、かも」

との反応をもらい、一応 形式上は付き合うこととなりました。

 

その時はホント有頂天で、塾からの帰り道に自転車で歌いながら帰った記憶があります。

 

ただ、中学生で付き合うってそもそも何するのか分からず、友達を考えると言い出せず、何もなく過ごしていて1週間が過ぎました。

 

そもそも付き合うって何ぞや。二人っきりで話すことは学校では憚られます。

デートとかもよくわかりません。男友達以外と土日に会ったことありません。

ただ、それでももっと話したい・何かしらしたいと思い、僕が考えたこととしては、一緒に自習室で勉強しようと思いました。そして、例の電話以降で初めてその子に電話しました。

 

「もしもし、〇〇ちゃん、今時間ある?これから自習室で勉強しにいかんかな?」

するとその子から暗い反応。

「んーーーーー、ごめん。例の付き合うって件じゃけど、保留にさせて欲しいな。」

と。

ん?何それ。そもそも僕は保留という言葉を知らなくて、うまく反応もできません。ただ、それとない雰囲気は分かったので、

「え。保留ってどういう意味なん・・・それってもうダメってことなん?」との質問に

「うん、ごめん。やっぱ、付き合えんわ。」

という回答が。

 

終わりました。短い幸せでした。ピエロでした。

今までに味わったことない気持ちになり、相当落ち込んでしまいました。

ただ、受験もありますし、何とか気を紛らわせようと思い、音楽に頼っていきました。

 

その時にZARDの「永遠」がヒットしていて、なんとなく悲しそうな歌で今の自分の境遇に通ずるんじゃないかと思い、ずっとエンドレスで聞いていました。

 

赤い果実を見たら・・・・って口ずさんでました。

 

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今この歌を聴くタイミングはあまりないのですが、テレビや何かのきっかけで聞くと今でもあの何とも言えない気持ちが蘇ってきます。そもそもこの歌は大人の恋愛を歌っていて、全然歌詞の内容が中学3年生にはあっていないですけど、あの頃の僕には何故かはまっていました。救われてました。本当、恥ずかしい限りです。笑

 

ということで、僕の個人的な秋の歌はZARDの永遠 です。

今日はこれを聞いて寝ようと思います。

 

ちなみに、僕は誰にも言っていませんでしたが、数か月後には僕が失恋したことは学校中に広まってました。読心術を持った同級生がきっといたんでしょうね。サインをもらえば良かったと思います。

 

おやすみなさい。