アジア子会社との情報交換、DX SQUAREのランチタイム勉強会、デジタルエコノミー推進委員会主催の講演に参加した所感
今日も終日在宅勤務でした。
今日のトピックスは3点です。
①IT部門によるアジア子会社との情報交換
中国・インド・タイの子会社IT担当駐在員と情報交換をする場に出ていました。
印象的だった内容では2つです。
(1).インドで現地大学と提携したインターンシップを開始するとのことです。予想以上に応募が来ているらしいです。現地により適応していく為に大学と提携は確かに一案だと思いました。また、一度は勤務したことがある人という条件をつけていたそうです。そうですよね。勝手な思い込みですが、急に来なくなることがありそうですもんね。
(2).次に各国での事業系システム調査結果が印象的でした。見事に会計・給与・販売システムはバラバラに導入されています。やはり、税制が絡むと難しいですよね。僕は各国で最適なものを個別で導入し、必要データのみタイムラグ少なく集約する方がいいと思っています。もちろん、コストやセキュリティのように最低限チェックする内容は設けた上ですが。
ただ、その行きつく先にはきっと大量のシステム数で誰も全体が分からない という事象が待っています。人間の頭が覚えることが出来る限界もあるわけで、システム数が1000 くらいになったりしたら、覚えるだけでも最早受験勉強ですよね。そうなると覚えた人以外はあまり正しい判断が出来なくなるので、個別導入も考え物ですね。
そうなると、やはりここでも導入していいシステム数 等のルールになるのかなと思います。ルールばっかりになりますねぇ。
②DX SQURE ランチタイム勉強会
IPAの方3名により、youtubeで自由参加のDXランチタイム勉強会がありました。
時間は30分で毎週実施するとのことです。参加者は250名程でした。
DXって何 というテーマで、ありそうな社内での会話事例や、質問者からの回答を中心に進められていました。
この手のコンテンツが非常に難しい点は理解していますが、ちょっと期待していた内容と違っていました。
DXって何?に対しての回答が
DXはあなたの中にあります、あなたが考えることが一つのDXです。いずれにしても継続が非常に重要です、的な回答でがっかりしました。ポエムです。
僕が聞き逃したのかもしれませんが、まずDXの定義を伝える。言葉だけでなくスライドでも明確に伝える。その上で様々な解釈が現時点ではあることを伝える、の流れで進めてほしかったです。今日の内容だと、やっぱりDXってよくわからないって結論になりますよ・・・
③デジタルエコノミー推進委員会による「デジタル社会の実現に向けた重点計画」について
デジタル庁副大臣小林史明 氏 による講演と質疑応答の1時間でした。
非常にルックスが良いですね。しかも、とても話が分かりやすいです。
オンライン160人参加しており、現地は40人くらいいそうなのでトータルで200人くらい参加していたと思います。
国の考える施策を取りまとめて共有してもらっていました。
その中でも印象的だった内容について。
10万円給付遅れてしまった理由は自治体のシステムがバラバラだったから。その為、デジタル化推進の必要性を感じた。
これは本当にそうなのかな?と思ってしまいました。10万円給付とシステムと本当に関連があるのかな。いい口実に使っているのではないかと。とはいえ、確かに、自治体のシステムは統一してもよさそうに思えます。地域毎に産業や人口や広さなど異なる面はありますが、外から見ると集約できそうな印象があります。
官公庁でハンコを無くした。
これは個人的に賛成です。確定申告もなんとかオンラインで完結できました。相当面倒でしたけど・・・昔のように印刷・捺印・郵送・振込の手続きをしなくていいだけでも、相当楽になりました。
デジタル化を自治体に広げていく為には、小さな成功体験と期限を切ることが必要
物事を変化させることは確かにハードルが大きく、この方法は一つの代表的な手法だと思います。転職時の面接にあるような「協力してくれない部署や経営層をどう動かしましたか?」の鉄板回答の一つですよね。これは本当に覚えておこうと思います。
公民館 ATMのようなインフラを活用し、高齢者も便益を得られるようにしたい
これは効果あるのかなぁ・・・
各自治体で独自にやっては勿体ない。お互いのやり方を共有することでメリットが出てくる。
これはどこかで聞いた話です。前職でも現職でもこの話はよく出ます。きっとある程度の規模になるとどこでも同じ発想なんでしょうね。誰でも当然のように考えることですが、それでも毎回言われるということは、みんなどこかで辞めてしまうのでしょうね。そうすると、継続できるかどうかが重要に思えます。
以上が印象的だった内容です。
繰り返しですが、非常に分かりやすく、充実した講演でした。今日のような講演にオンラインで参加できる点こそ、僕が感じるデジタル化の最大のメリットです。今まで以上に分かりやすい情報を得ることが出来、意識も高くなってきています。同じ境遇の人、きっと多いと思います。
今日はこのあたりで。