あとましーん

SIerで働き、外出で何か美味しいものをさがし、節操なく興味のままに行動するアラサー男の備忘録です。

【昔話】トルコの日本人宿でフリーに働いた3週間

テーマはフリーに働くですか。。。。

 

今は普通に企業で働いていて、入社したばかりなので仕事量も少なく、働く時間も場所もかなりフリーです。でも、このレベルのフリーではなく、もっとフリーなんでしょうね。

 

思い返すと、僕が一番フリーに働いていたのは、学生時代にトルコで日本人宿の管理人をしていた時ですかね。2004年ですね、確か。バックパッカーをしていて、国を転々としていたので働く必要はなかったのですが、トルコで日本人宿に宿泊しているときに、「管理人やらないか?」と言われて、軽はずみで3週間程管理人をやることになりました。日給5ドルです、確か。その他、宿泊費の5ユーロがタダになります。今思うと激安ですよね。(驚) 当時は宿泊費タダでお金もらえるなんてラッキーと思ってました。でも、食費でお金は結局逓減していくんですけどね。

 

このトルコ日本人宿の管理人、20人しか泊まれない比較的小じんまりとした宿です。日本人がオーナーで日本の漫画や本が置いていて、日本人ばかりが泊まっていました。そこで管理人という役割は何をやるかと言うと、宿泊希望者が来た時に受付をするだけです。あとは何もやることは無しです。食事のサービスはありませんし、掃除は別の人が担当しているので、僕は本当にこれだけでした。そして、相当自由でした。

 

いつ宿泊希望者が来るか分からないので基本的に宿にいないといけないのでは?全然フリーじゃないよね・・・?と考えると思いますが、確かに宿泊希望者はいつ来るか分からないです。ただ、この宿はかなり居心地が良く、長期滞在者で占められていて基本的に常に満室でした。俗にいう沈没者が多い宿です。なので、いつも入口には「満室」と貼り紙がデカデカとされているので、そもそも宿泊希望者はチャイムを鳴らすことすらありません。仮に空きが出た時にも、安くて評判もいい宿なので10時には宿泊希望者がやってきます。なのでそこで受付をすると後は自由です。満室の時には外出しても問題無いとオーナーにもお墨付きもらっていて、本当自由でした。

 

そんなこんなで、今思い返しても相当フリーな働き方だったと思います。朝は道端のお店でパンとブラッドオレンジジュースを買って食べて、その後は宿で本を読んだり街をぶらぶらする。昼は大学に学食を食べに行き(外部の人でも食事が出来る大学でした)、その後は本を読むかバックギャモンをするか街をぶらぶらする。夜は宿泊者と夜な夜なシェア飯でお酒飲んで人狼ゲームやバックギャモンをしてワイワイしていました。その他、昼間にボーリング行ったり、ボスフォラス海峡のクルーズに行ったり、モスクに見学に行ったり、ぼったくりして逃げていったトルコ人を夜な夜な追いかけたりもしたなぁ。宿泊者の年齢が20~35くらいの人がほとんどで、みんな仲良しで、昼も夜もとにかく楽しかったです。青春ってやつですね。

 

毎日、起きた瞬間に、今日は何しよっかなーって緩々と考える日々でした。最終的に、アテネオリンピック観戦の為に管理人を退職したのですが、今でも忘れられないフリーに働いた3週間でした。

 

残念ですが、きっと同じ日々はもう来ることは無いですよね。。。。

いつかそんな日がもう一度来るといいなと妄想しつつ、将来振り返った時に今この時があのトルコでのフリーな頃と同じくらい充実した日々だと思えるように、今の思いや活動をブログに残して毎日過ごしていこうと思います。